2020年10月31日
新しい歌にチャレンジ! 告別(2)
朝夕めっきり涼しくなり、過ごしやすい季節となりました。
まさに、読書の秋、合唱の秋?となりました。
ミニコンサートも終わり、次は来年2月に公演する「定期演奏会」にむけての
練習が始まりました!
野口先生は、出張中のため不在でしたが
しっかりと新しい課題曲の楽譜が準備されていました(冷や汗)。

告別(2)
曲名からして難解な曲っぽい感じ、楽譜も14枚と長めの曲
いばらの道と思いきや、作詞・作曲家を見てみると
何と、宮沢賢治の詩に、千原英喜が曲をつけており
まさに、あの「雨ニモマケズ」の再来かと!
でも今回は、あの「雨ニモマケズ」も、歌いこんでいくうちに満足感が溢れたように
きっとこの合唱曲も、自分の思い出の曲になるんだろうと、期待感で一杯です。
自分って、本当に素直だな~と思います(笑)



パートに分かれて、メロディーの確認をしましたが
「何じゃ、こりゃ!」っていう感じですが
きっと回数を重ねていくうちに、合唱の体をなしていくと思うし
これぞまさに合唱の醍醐味だと思います!
合唱の知識などほとんどない私ですが、ブログを担当するようになって
新しい曲というか、初めて耳にする曲は
まず、作詞・作曲家の名前を確認して、詩を読んで、その合唱曲の背景みたいなものを
確認しています(本当かい?)
音感のない私にとっては、まずは気持ちから入っていこうと思います!
少し長いブログになりますが、この「告別(2)」に少し触れたいと思います。
この詩は、農学校の教職を辞める際につくられたもので
生徒たちへの熱いメッセージ「告別」としてできたものです。
当時の農村は貧しく、将来が不安定な教え子たちへの共感をもって彼は教師を務めました。
ここで賢治は生徒たちに、それぞれの才能を認めつつも、その才能を
保ち続ける難しさを説きます。
生活するためには自らの能力を削らなければならない、それでもそこに安住するのではなく
自分にしかできない何かを作り上げて欲しいと賢治は強く述べます。
彼は少し変わった先生でありながら、生徒たちと劇をしたりするなど
教育に熱心な教師であったと伝えられています。
優しいだけではなく、自らの目指すものへの厳しい姿勢を持ったこの言葉は
現代を生きる私たちにも響いてくるでしょう。
(宮沢賢治の美しい詩6選より)
云わなかったが
おれは四月はもう学校に居ないのだ
恐らく暗くけわしいみちをあるくだろう
そのあとでおまえのいまのちからがにぶり
きれいな音の正しい調子とその明るさを失って
ふたたび回復できないならば
おれはおまえをもう見ない
なぜならおれは
すこしぐらいの仕事ができて
そいつに腰をかけてるような
そんな多数をいちばんいやにおもうのだ
もしもおまえが
よくきいてくれ
ひとりのやさしい娘をおもうようになるそのとき
おまえに無数の影と光りの像があらわれる
おまえはそれを音にするのだ
みんなが町で暮らしたり
一日あそんでゐるときに
おまへはひとりであの石原の草を刈る
そのさびしさでおまへは音をつくるのだ
多くの侮辱や窮乏の
それらを噛んで歌ふのだ
もしも楽器がなかったら
いいかおまへはおれの弟子なのだ
ちからのかぎり
そらいっぱいの
光でできたパイプオルガンを弾くがいい
こういった荘厳な詩に、曲をつける千原英喜という人物も
凄い人だなぁ~と痛感します。
名瀬市民合唱団に入団していることで
素晴らしい歌と巡り合えることに感謝しつつ
練習に厳しく励みましょう!
また、同じ感動を共有できるメンバーを増やしましょう!
まさに、読書の秋、合唱の秋?となりました。
ミニコンサートも終わり、次は来年2月に公演する「定期演奏会」にむけての
練習が始まりました!
野口先生は、出張中のため不在でしたが
しっかりと新しい課題曲の楽譜が準備されていました(冷や汗)。
告別(2)
曲名からして難解な曲っぽい感じ、楽譜も14枚と長めの曲
いばらの道と思いきや、作詞・作曲家を見てみると
何と、宮沢賢治の詩に、千原英喜が曲をつけており
まさに、あの「雨ニモマケズ」の再来かと!
でも今回は、あの「雨ニモマケズ」も、歌いこんでいくうちに満足感が溢れたように
きっとこの合唱曲も、自分の思い出の曲になるんだろうと、期待感で一杯です。
自分って、本当に素直だな~と思います(笑)
パートに分かれて、メロディーの確認をしましたが
「何じゃ、こりゃ!」っていう感じですが
きっと回数を重ねていくうちに、合唱の体をなしていくと思うし
これぞまさに合唱の醍醐味だと思います!
合唱の知識などほとんどない私ですが、ブログを担当するようになって
新しい曲というか、初めて耳にする曲は
まず、作詞・作曲家の名前を確認して、詩を読んで、その合唱曲の背景みたいなものを
確認しています(本当かい?)
音感のない私にとっては、まずは気持ちから入っていこうと思います!
少し長いブログになりますが、この「告別(2)」に少し触れたいと思います。
この詩は、農学校の教職を辞める際につくられたもので
生徒たちへの熱いメッセージ「告別」としてできたものです。
当時の農村は貧しく、将来が不安定な教え子たちへの共感をもって彼は教師を務めました。
ここで賢治は生徒たちに、それぞれの才能を認めつつも、その才能を
保ち続ける難しさを説きます。
生活するためには自らの能力を削らなければならない、それでもそこに安住するのではなく
自分にしかできない何かを作り上げて欲しいと賢治は強く述べます。
彼は少し変わった先生でありながら、生徒たちと劇をしたりするなど
教育に熱心な教師であったと伝えられています。
優しいだけではなく、自らの目指すものへの厳しい姿勢を持ったこの言葉は
現代を生きる私たちにも響いてくるでしょう。
(宮沢賢治の美しい詩6選より)
云わなかったが
おれは四月はもう学校に居ないのだ
恐らく暗くけわしいみちをあるくだろう
そのあとでおまえのいまのちからがにぶり
きれいな音の正しい調子とその明るさを失って
ふたたび回復できないならば
おれはおまえをもう見ない
なぜならおれは
すこしぐらいの仕事ができて
そいつに腰をかけてるような
そんな多数をいちばんいやにおもうのだ
もしもおまえが
よくきいてくれ
ひとりのやさしい娘をおもうようになるそのとき
おまえに無数の影と光りの像があらわれる
おまえはそれを音にするのだ
みんなが町で暮らしたり
一日あそんでゐるときに
おまへはひとりであの石原の草を刈る
そのさびしさでおまへは音をつくるのだ
多くの侮辱や窮乏の
それらを噛んで歌ふのだ
もしも楽器がなかったら
いいかおまへはおれの弟子なのだ
ちからのかぎり
そらいっぱいの
光でできたパイプオルガンを弾くがいい
こういった荘厳な詩に、曲をつける千原英喜という人物も
凄い人だなぁ~と痛感します。
名瀬市民合唱団に入団していることで
素晴らしい歌と巡り合えることに感謝しつつ
練習に厳しく励みましょう!
また、同じ感動を共有できるメンバーを増やしましょう!
本当にそうですね。
今までいろんな曲と出会ってきましたが、まだまだ知らない楽曲があるので、その曲にこれから出会えるのが楽しみです。